2013/06/05

映画と冷たいベッドと言霊。

今日の映画 さよなら子どもたち

この時代背景の映画は色々見たけど これはナチス占領下の フランス映画

目を覆うホロコースト描写などはなかったが 時代はやはり一緒で
静かながらに 時代の重さと 人間模様を
色々と考えさせられる 深い映画だった

涙を流すことはなかったが 胸の奥がなんか痛い

人の死がある戦争はよくない ではなく もっと違う見方で
人の死だけではなく 押し殺さなくてはいけない物事がたくさんあって
死はなくとも やはり 二度と戻ってはいけない時代だなと

見終わると やり場の無い切なさで 私は一体何を考えたら良いのだろう



見終わると カーテンの隙間から うっすら青が差し込んで
朝がやって来たことに気付き よく分からない罪悪感で 冷たいベッドに入る

少し休んで 目が覚めたら また違う日が始まる

そんな今日は おばあちゃんとお蕎麦 綾町そば処まるにて


今日は おばあちゃんの為に あけといた

帰り際に 蕎麦屋の廊下の端に目をやると 気になる雑誌


言霊と書かれたその雑誌は 私の足を止める

"今年は言霊の強い年"

少し前に カフェで友人が言っていたのを思い出し その言葉がまた蘇る

その時は 何とも思っていなかった言葉だが 
ここ数ヶ月を思い起こすと 少し 言霊を信じてしまう

占いとか そんなものは 信じていない
朝のテレビ番組の占いとか ファッション誌の後ろのページの占いとか
あんなの当たっていたら 例えば隣の椅子に座った人ですら
同じ一日になったり 同じラッキーアイテムだったりするのか
そんなこと あるわけがない

でも 強く思っていたことが 本当に起こったり
偶然なのかもしれないが そういうことが続くと
こんな薄っぺらい私ですら 何かを信じてしまうのだ

良くも悪くも 強く 何かを思うこと

蕎麦屋の廊下の端の雑誌を見ながら 色々思い出すのであった




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